この記事では、鈴鹿山脈にある“鈴鹿の上高地”と呼ばれる場所での
キャンプ & トレッキングについてレポートします。
2018年10月20日(土)からの1泊。
午前中に夫は仕事、私も納品するものなどがあって、
今回は土曜の午後に名古屋の自宅を車で出発しました。
目的地は御在所岳の北側、水晶岳付近にある
鈴鹿の上高地と呼ばれるエリアのテント場。
ピークを目指さず、キャンプ & トレッキングを楽しむことにしました。
意外と知られていないのか?穴場に感じた鈴鹿の上高地。
ルートやタイムスケジュールをはじめ、
テント場 & トレッキングについてのレポートもお送りしたいと思います!
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目次
【鈴鹿の上高地】出発地 ルート タイムスケジュール
まずは今回の基本的な情報から。
登山口近くにある駐車場まで自宅から車で行きました。
【鈴鹿の上高地】出発地は朝明渓谷の駐車場
登山口となる朝明渓谷に500円で利用できる駐車場があります。
トイレもあるので、ここで準備を。
【鈴鹿の上高地】今回のルート
GPSの記録ではなく、
帰宅してから手動でマッピングしたので参考程度に。
【鈴鹿の上高地】タイムスケジュール
わりと遅め&タイトめなスケジュールなので、
これより遅い、これよりタイトなスケジュールはオススメしません!
1日目
名古屋の自宅を出発
13:00
(途中、伊勢湾岸自動車道 湾岸長島パーキングエリアで昼食)
朝明駐車場
15:00
根の平峠
16:00
タケ沢出合付近(鈴鹿の上高地にあるテント場)
17:00
2日目
タケ沢出合付近(鈴鹿の上高地にあるテント場)
13:50
大瀞
14:50
中峠
16:00
朝明駐車場
17:00
自宅に到着
19:00
(途中、四日市付近で渋滞)
【鈴鹿の上高地】テント場 & トレッキングについてのレポート
ここからはテント場 & トレッキングについて、
時系列で写真多めにレポートしていきたいと思います。
【1日目】鈴鹿の上高地にあるテント場へ
仕事を終え、名古屋の自宅を出たのは13時くらい。
だいぶ遅くなってしまいました。
テント泊だからゆるされるタイムスケジュールという感じです。
名古屋からは伊勢湾岸自動車道を使い、
途中で湾岸長島パーキングエリアで昼食を。
フードコートであおさのラーメンを食べました。
美味しかったです。
その後東名阪自動車道に乗り換え、
四日市ICで降りて登山口のある朝明渓谷を目指しました。
四日市ICから朝明渓谷へ向かう国道477号線沿いには、
良さそうなお店が結構ありました。
珈琲屋真戸運永(マドンナ)
OTTER HAJEK
キャナリィ・ロウ 四日市店
時間がないので立ち寄りはしませんでしたが、
次回はぜひ。
その後朝明渓谷の駐車場に着いたのは15時前。
登山客が下山する頃ですが、
私たちの他にもこの時間から出発するグループがいました。
そのグループもやはりテント泊をしていました。
駐車場付近の様子。
中日新聞のカラフルな旗が。
すでに上高地っぽい感じがしないでもない。
キレイな河原。
根の平峠への道は、比較的歩きやすいです。
広い河原を眺めつつ進みます。
わかりにくいですが、少し紅葉が始まっていました。
大きな岩がはさまった木。落石が多そうな場所も。
あともう少しで根の平峠。この辺りの登りがきつかったです。
今回は荷物が多いのでとくに!
根の平峠到着です!16時くらい。
根の平峠まで登ると今までの登りが嘘かのように
開けた場所にでて、植生も一変。
不思議な場所に迷い込んだような雰囲気でした。
急に開けた場所に。
少し湿地のような感じも。
踏み跡がなく、登山道がわかりづらいです。
タケ谷分岐。もう少しで鈴鹿の上高地。
テント場に到着したのは17時くらい。
結構遅くなってしまいました。
すでに2組がテントを張っていました。
が、広々とした場所なのでたった3組だけという贅沢なテント場でした。
すぐ横に沢があり、便利なテント場でした。
山の中の管理されていないテント場なので、
水場やトイレの用意はありませんのでご注意を。
広々としたテント場。
薪ははいくらでもある感じ。
私たちのテント。
到着が結構遅くなってしまったので、
とりあえず急いでテントをはり、夫は薪を探して焚き火を。
私は夕ご飯の準備へ。
このテント場はみなさん直火で火を起こしていました。
直火禁止のテント場は多いですが、
川のすぐ近くということや、管理されているわけではないためなのか、
自己責任できちんと始末して利用する感じでした。
最後はここまで元に戻しました。
夫は焚き火が大好きなので、
普通のキャンプ場では焚き火台を持って行き
薪を買って楽しむのですが、
ここでは直火OKで薪もいくらでもあるので、かなり嬉しそうでした。
料理を作っているうちにすっかり日が暮れてしまいました。
山の中なので、
焚き火と自分たちで持って行った灯りだけが頼りです。
そんななか、便利だったのがスノーピークのライト。
木の枝にぶらさげられたりして、
広く照らしてくれるので快適でした。
私は自宅でも読書や仕事のときに
手元が暗く感じた場合に使っています。
吊り下げずに置いた状態でも使えるのも便利です。
この日のメニューはカレーときのこのスープ、
ぶどうやチーズなど。
飲んでいなかった、
ニュージランド土産のキウイのワインを持参。
金箔いりなのに全然見えませんでした〜。
焚き火のそばだと簡単なごはんも美味しい。
カレーのごはんはメスティンで炊きました。
美味しかった。
[box06 title=”あわせて読みたい”]メスティンでご飯を炊こう|1食分の簡単メニューをご紹介[/box06]
飲んでは焚き火に薪をくべる
を永遠に繰り返し夜が更けていきました。
ちなみに私は、栗のイガイガつきのを燃やすのにはまりました(燃え方がキレイ)。
【2日目】大瀞・中峠を経由して下山
昨晩、お酒を飲みすぎた&夜更かししていたため起床は8時ごろ。
いつもの休日よりは全然早いですけどね!
晴天に恵まれ木漏れ日が差しとても心地よいテント場。
まずは朝ごはんを。
近くにある沢へ水汲みに行ったり。
愛知川(えちがわ)の源流です。
水量豊かな清流。
朝食はバウルーでホットサンドを作ることに。
『山と食欲と私』の第2巻を読んで、
山でホットサンドを作って食べてみたかったので嬉しかったです。
この日のために購入。
いい感じの焼き具合です。
メスティンでスクランブルエッグを作ったり。
コーヒーもドリップ。
きのこのスープもまた作って。
[box06 title=”あわせて読みたい”]バウルーでホットサンド|お気に入りの具材と作り方をご紹介[/box06]
食べたりのんびりしたりを午前中いっぱい繰り返し、
午後になってやっとテントを片付け、
最後にコーヒーをまた飲んだり。
紅葉も少し楽しめました。
青空に映えます。
そうこうしているうちに、そろそろ動かないとまずい時間に。
この日も行動時間が遅めになってしまいました!
13時50分くらいに行動開始。
昨日の来た道を戻るか悩みましたが、
別のルートで戻ることに。
愛知川沿いに大瀞、中峠を経由して下山することに。
大瀞までの道は、川沿いなので地図で見るとわかりやすく、
スイスイ進めるかと思いきや、
踏み跡がなくて下を見ているだけでは道がわからず、
赤テープを見つけながら進む感じでした。
たまにある標識。
おもしろいきのこ。
炭焼の跡地をたくさんみかけました。
何箇所か歩くのが難しい場所もありました。
これ、登山道なのですがどこを歩くのって感じですよね(笑)
途中、広い河原に出られる場所も。
水が本当にきれいで、夏なら入りたかったです。
もうすぐ大瀞。
大瀞の手前に壊れた橋があります。
上の標識では、そこへ続く道に×がついています。
こちらが大瀞。
渡渉しここから中峠に向かいます。
美しい峡谷となっています。
見づらいですが、上の方に壊れた橋が見えます。
本流を渡渉しなければなりません。
私は川に片足が落ちました〜。
川を離れ、今度は中峠に向かってひたすら登ります。
中峠への道も、踏み跡がほとんどないので
どこが登山道なのか見た目ではわかりませんでした。
赤テープを探しながら進むのですが、これがけっこう気を使います。
私が行ったときは、赤テープがみつからないという場所はなかったので、
落ち着いて探しながら歩いてください。地図やGPSも確認を。
中峠まであと少し。
こちらの峠も登りきると植生が変わりました。
中峠到着。16時くらい。
遠くに伊勢湾が見えます。
ここから水晶岳・根の平峠の方には行かずに、
まっすぐ駐車場のある朝明渓谷の方へ進みました。
エアリアマップでは点線・崩壊箇所ありとなっていましたが、
YAMAPでは進めるようだったので。
一部崩壊気味なところはありましたが、
気をつければ通れる感じでした。
ロープなどを利用する箇所もあります。
途中に滝もありました。
河原までおりればあとは安全な道を歩くだけ。
このあたりでやっと人を見かけました。
テント場以降、誰ともすれ違っていません。
17時ちかくになり、無事に駐車場に着きました。
もう誰もいないかなと思ったのですが、
少々慌てた感じでおりてくるグループがチラホラ。
翌日が仕事だったので、ここからまっすぐ名古屋まで帰りました。
近くには三休の湯という面白そうなお風呂もありました。
こちらも次回にぜひ。
鈴鹿の上高地でキャンプ & トレッキング まとめ
今回は収穫と反省点、両方ありました。
収穫は相性のいいテント場を名古屋から
(登山口まで)1時間半のところに見つけられたこと。
キレイな沢があること、焚き火ができること、人が少ないことは
常に求めているものなので。
また、鈴鹿山系での登山の面白さを感じられたのも収穫でした。
峠にのぼりきったときに感じる
植生の違う不思議な感じとか、
踏み跡がなく、人も少ない秘境感とか。
反省点はタイムスケジュール。
全てあと1時間は前倒しした方が安全でしょうね。
これ以上遅い時間での行動はオススメしませんし、私もやりません!
また、鈴鹿の上高地は公式な情報がネットには少ないようで
(出版物では探してないです)、
全容がわかったのは下山後、とあるホームページにある手書きの地図で。
そのため、鈴鹿の上高地の一部しか行けませんでした。
次回はぜひ、早めに行動し、鈴鹿の上高地全体を回りたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。