料理研究家の行正り香さんが出されているライフスタイルの本の話です。
行正さんは料理以外にも、インテリアコーデイネートや英語教育のお仕事などにも携わっている方で、多才なうえに著書やテレビ番組からにじみでる人柄も好きで、なにかと参考にしています。
この本では、衣食住から仕事や旅までさまざまなジャンルに分けて、苦手なことから得意なことまで行正さんなりのベターな対処方法や考え方を教えてくれます。
私もいくつか具体的なコツや、長い目で指針のひとつとして頭に置いておいてもいいのではと思える良いヒントを得られました。
行正さんは高校卒業後にアメリカの大学に進学し、帰国後も大手の広告代理店で活躍されるなどなんだかすごい人です。
読んでいると学生時代にヨーロッパを電車による旅で楽しんでいたり、長期の国から国への出張生活をしていたりと、とにかく視野が広く経験豊かな感じ。
それでいて温かみのある人柄や豊かな日々の暮らし、人生を楽しんでいることが伺える文章で、なんだか惹きつけられてしまい、ちょっとでも取り入れられそうなことは学びたいという気持ちになりました。
以下、この本をもとに特にやりたくなったこと。
おうちの冷蔵庫、スーパー化
何を言ってるんだという感じですが、多品種の食材を冷蔵庫に常に揃え、使った分を補充する、という買い物の仕方をするイメージ。
全てを揃えるのが無理だとしても、肉なら牛・豚・鶏をそろえておくとか、野菜もいくつかそろえておけば毎日の献立づくりがだいぶ楽になるし、買い物回数も減らせていいですよね。
インプットを続けること
読書や勉強に限らず、映画や美術や音楽など自分に刺激を与えてくれたり、変化をもたらしてくれる時間をもつことを、コツコツと続ける。
旅をすること
たとえ日常が居心地がよくても、旅に出て日常を壊すことで、見えてくるものがたくさんあるということ。
私は昔、旅先で訪れたオルセー美術館とルーブル美術館のおかげで美術を楽しむようになり、その出来事が確実に自分を変えてくれたなと思っています。
海外の美術や建築を楽しみたい気持ちは今もありますが、コロナもあって海外に行くこと事態が減ってしまいました。
それでもその気持は忘れずにいたいと思います。
大人の女性の日々の暮らしに寄り添うヒントがいっぱいで、自分の暮らしについて見つめ直す良い機会となりました!