先日「パンとスープとネコ日和」(13)をPrime Videoで鑑賞しました。
『かもめ食堂』や『メガネ』『プール』などの小林聡美さん主演の作品が好きなのですが、「パンとスープとネコ日和」は未視聴だったため観てみることに。4話完結のドラマです。
パンとスープとネコ日和|作品情報
ずっと母との2人暮らしだったアキコ(小林聡美)は、母の突然の死、そして勤めていた出版社の理不尽な人事異動で、母の営んでいた食堂を自分でやっていく決心をします。自分のセンスで改装したアキコの新しいお店は、パンとスープだけというシンプルなメニュー、お手伝いのしまちゃん(伽奈)との2人だけの小さな店。ある日現われた1匹のネコと暮らし始めるアキコ、そして、アキコの周りには、楽しく世話をしてくれる、商店街の大人たち…。
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パンとスープとネコ日和|感想
原作は『かもめ食堂』でおなじみの群ようこさん。
もう、間違いないでしょうという気持ちで観始めたのですが、あれよあれよという間に物語の不思議なペースに引き込まれてしまいました。
主人公の女性・アキコ(小林聡美)は出版社に勤務する女性編集者。
ところが、理不尽な人事異動と母の不幸が重なり退職。
お店をやっていた母が亡くなり、空いていた店舗をリニューアルしてお店をはじめることにしました。
この世田谷の商店街の仲間たちが、他の映画でも出てくるいつものメンバーなのですが味があって(ありすぎるくらい)いいんですよね。
とくにもたいまさこ。
毎回たまらないのですが、今回も強烈でした。
ただ、今作は変人というよりはちょっと変わっているけど実は親切な近所の人って感じの、地に足がついた印象ではありました。
見ていないようで見ていて、言いたいことは言って、余計なことは言ったり、言わなかったり(笑)。
近所付き合いのサバサバ感、ちょっと心に留めて置こうという気持ちになりました(そのまま真似はできない・笑)。
群ようこさんの今作の原作は読んだことがないのですが、他の作品にもあるような、目の前の暮らしを大切にしながらすこ〜しずつ主人公が変化していき、その変化に合った新しい人間関係が築かれていく感じ。(しまちゃんはすごく好きなキャラクターでした!)
丁寧な暮らしというか、オシャレなインテリアと雑貨と美味しそうなパンとスープを眺めながらの、主人公の等身大の暮らしと日々の小さな事件。
ちょっと変わった人や、小さな何かを抱えた人がお店にきて、いろいろな人がいるんだなっていろいろな人の人生を垣間見たり感じたり。
そういう人をハナから排除したりはせず、いったん受け入れる姿勢が現実みがあって好きでした。
それと、ネコのタロウ。
最後にドラマではいなくなってしまったのですが、帰ってきてほしい〜。
……すごく気になるので、小説で続きを確認しようかなと思っています(笑)。
果たしてタロウは帰ってくるのか?!
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