2019年、一年ぶりの梅雨の西表島で過ごした旅を、
とりとめなく綴りました。
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梅雨の西表島へ
1年ぶりに夫とともに梅雨の西表島へ。
沖縄9回目、西表島5回目。
だいぶ慣れてはきたけど、
梅雨の時期にくるのは初めて。
聞いたところによると、
本土の梅雨とはちょっと違うらしい。
ザーッと降って、止んでを繰り返すスコールのような雨。
昨年のように梅雨明けとともに西表島に上陸がベストタイミングなんだろうけど
(梅雨明けから最初の台風が来るまでの間の海が最高なんだとダイビングショップの人が言っていた)、
仕事の都合でどうにもならない。
ちなみに、なんでこんなに繰り返し西表島に行っているかというと、
夫の希望というのが大きい。
彼は西表島のジャングルと湿度が時々とても恋しくなるらしい。
仕事でたまに砂漠の中で長期滞在したりしているので、
多湿なあの島に身を置くことに焦がれるのか。
(埼玉県出身なので故郷とかではない)
私はというと
西表島に限らず自然全般を愛する感じなのだけど、
西表島のその濃密な自然は
誘われると抗えない強烈な魅力があると思う。
西表島に行き始めた当初は、
石垣島や小浜島でも泊まったりしていたけど、
最近はすべてスルーして西表島へ。
同じ八重山諸島の島のひとつだというのに、
西表島の自然の濃さはちょっと普通じゃない。
90%が亜熱帯のジャングルなだけある。
道も島を全周しておらず、
島の南西側に行くのは至難の技のわざだ。
それともうひとつ、
私には西表島に惹かれる理由があって、
それはイリオモテヤマネコの存在だった。
島内に100頭くらいいるらしく国の特別天然記念物でもある。
私はその実物に遭遇したことはないのだけれど、
西表野生生物保護センターに剥製があって、
そこでその姿を確認した。
イエネコとは異なるシルエット。
ジャングルで生きる
西表島の生態系の頂点にいる生き物。
自然の中でたくましく生きる野生動物には
それぞれに魅力があるけれど、
そもそも猫が大好きな私にとってイリオモテヤマネコは特別な存在になってしまった。
その様子は夫から見ると、
アイドルグループのファンのような感じらしい。
確かにデザイン的にはなんだこれ、
という感じのクリアファイルを嬉々として買ったりしている。
今回の旅では最終日に、
もはやパトロールのような感じで西表野生生物保護センターに行った。
展示はほとんど変わらないけれど、やはり行かないと落ち着かないし、
目撃情報や事故の情報など最新情報もあるので確認しないと。
(とか言っているあたりがオタクっぽいなと思う)
話は戻り、
最初に書いたとおり
今回は梅雨の時期の天候が読めない旅となった。
今まではアクティビティを中心に過ごしていたけれど
(トレッキングとかダイビングとか)、
今回はホテルでダラダラしたり、
散歩したり、
プールで泳いだり、
プールサイドで読書したりを旅の大きな目的とした。
読書とプールの繰り返し。
お供は図書館で借りたミレニアム3。まさかこんなにハマるとは 笑 pic.twitter.com/wOTrMcaOiC
— 楓 ⁂ のんびり暮らしたい (@kaede_twi) 2019年6月13日
アクティビティもレンタカーも何も予約せずにいくという、
気合の入れなさ。
(天候に合わせ、ホテルのアクティビティデスクで予約した)
本も複数持っていて、
のんびり過ごす準備は万端。
意外と雨の降っている時間が短かったので、
プールで泳いだり、プールサイドで読書したりを繰り返す、
至福の時間を過ごせた。
それから、
滞在したニラカナイ西表島というホテルには
ジャングルブックカフェなるものがあって、
こちらも読書に利用した。
(ちなみに5回すべてこのホテルを利用している)
中日のうち一日は天気が良かったので、
イダの浜という船でしか行けない集落にあるビーチでシュノーケリングを。
シュノーケリングをしてきました。
サンゴ礁の周りに魚がたくさんいたのでプカプカ浮きながら眺めたり、ウミガメがいたので一緒に泳いだり♡シュノーケリングって海で散歩してるみたいな気楽な感じで好き。 pic.twitter.com/VKQjlXXcf8
— 楓 ⁂ のんびり暮らしたい (@kaede_twi) 2019年6月15日
今回の大きなアクティビティはこれだけなので、
随分シンプルな旅となった。
旅先での過ごし方、
このくらいシンプルでもいいかもしれないと思った。
観光やアクティビティも楽しいけれど、
休息を目的にする旅もいい。
次に行くのは来年かな。
冬に行くなら夫は西表島を縦断するトレッキングをしたいと言っていて、
面白そうな気もするけど、恐ろしいような気もする。
次回、どんな過ごし方をするのかはわからないけれど、
新しい西表島での過ごし方を見つけた旅となった。
ちなみにこの西表島、
「奄美大島、
2020年のユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界自然遺産登録を目指している。
登録されるべきなのか、
私にはわからない。
ただ、ジャングルの奥にある滝に行けなくなってしまうのなら
ちょっと寂しい。
最後までお読みいただきありがとうございました。