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『ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士』|自由に綴る感想&レビュー

スティーグ・ラーソン『ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士』

この記事では、
スティーグ・ラーソン『ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士』
あらすじや感想について書いています。

<ミレニアムシリーズ>は、
スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンによって書き始められた
北欧ミステリーの火付け役ともいえる作品です。

2019年現在、ミレニアム 5まで刊行されていますが、
スティーグ・ラーソンは2004年に心筋梗塞で50歳の若さで亡くなっているため、
自身が手掛けたのはミレニアム 3まで。

以降はダヴィド・ラーゲルクランツによって描かれています。

ミレニアムシリーズを1、2と読み進め
すっかりミレニアムの虜に。

読まずにはいられないという気持ちで3に進んでみました。

『ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士』のあらすじ

前作最後で頭を撃たれ瀕死の状態となったリスベット。

病院に運ばれ一命を取り留めるが依然として殺人容疑は晴れておらず、
それどころか
父でありロシアの元スパイであるザラチェンコを利用し庇護した者たちが、
口封じのためリスベットに迫る。

得意のハッキングもできず、
裁判を待つ身となってしまったリスベット。
この難局を切り抜けることはできるのか。

また、彼らの実態に徐々に近づきつつあるミカエルの存在を恐れる庇護者らは、
ミカエルやミレニアム編集部をマークするようになる。

リスベット、ミカエルとミレニアム編集部、庇護者たちの
三者が絡み合い、
警察内部、検察内部へもその影響が及ぶ。

事態は無事収束へと向かうのか。
リスベットは無事自由の身となるのか。

『ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士』感想

ここからは感想を書いています。

ネタバレなしバージョンと、ネタバレありバーションがあるので、
まだ読んでいない方はご注意ください!

また、私が感じたことを素直にそのまま書いているので、
その点も併せてご注意ください。

『ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士』感想(ネタバレなし)

前作最後で、
なんと頭を撃たれたリスベット。

病院で無事一命を取り留めますが、
彼女の最大の武器であるコンピューターやネットワークがない。

しかも容疑者でもあり、
命を狙われたりもしているのでなかば軟禁状態の入院生活なのですよね。

徐々に回復していくリスベットですが、
危機的状況に変わりなく……
ミレニアムシリーズらしいとも言える(笑)
にっちもさっちも行かないような状況が続きます。

しかも近くの病室に死にそこねたザラチェンコがいたりして、
本当に大変な入院生活です。

一方、ミカエルやミレニアム編集部でも大きな混乱があり、
編集長でありミカエルの長年の友人でもあるエリカにある動きが。

しかもこの事件を捜査している警察や検察へも
庇護者たちの謀略が入り乱れ、
各所で混乱に次ぐ混乱。

しかし、その混乱が複雑で面白い!

ミステリー、スリラー、刑事もの、スパイもの、
さまざまな要素が楽しめるお話でした!

スティーグ・ラーソンのその他の作品を紹介

 

 

⇩この下の感想、ネタバレありなので注意してください⇩

 

 

『ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士』感想(ネタバレあり)

三部作最終話であるミレニアム 3 は、
ミレニアム 1、2以上に複雑なお話でしたね〜!
複雑なの大好きなのでやったー!って感じでしたが(笑)

警察だけでも、
ストックホルム、イェータランド、公安警察がでてきますし(他にもあったかも)、
検察も一人ではありません。

同じ組織内でも揉めていたりして、
とにかくどの組織、
どのグループも混乱しているのでまったく飽きなかったです。

それにしても、
ミカエルやミレニアム編集部については、
それなりに動きや変化があるのですが、
リスベットの方はなかなか状況が進展せず、
最後の最後までリスベットがどう切り抜けるのかわからなくて
やきもきさせられました〜!

これが他の作品だったりすると、
リスベットのエピソードだけで話が進んでいてもおかしくないので、
そうするとラストに辿り着くまでに飽きてしまいそうなのですが、
ミレニアムシリーズの場合、
一つの事件の状況が進展していなくても他の事件で進展があったり、
さらに混乱した状況となっていたりするので、
緊張感のある状況が次々起こるのがクセになるというか……!

ミレニアムシリーズはこの先も続きますが、
ラーソンさんが描いた物語は3まで。
本当に面白いお話でした!

ラーソンさんありがとうございました!!

最後までお読みいただきありがとうございました。