本が読みたいのに、本の世界に入り込めない。
そんなことがたまに起こります。
ここ最近がちょうどそれ。
図書館で借りた本が、あまり合わなかったようで、つまらなくも面白くもないな、このまま読んでも読まなくても、どっちでもいいな……と思った途端に本をパタン。読書の意欲が急下降してしまいました。
でも、習性として常に本は読みたい気持ちがあって、欲求が矛盾しています(笑)。
やっぱりその時読みたいと思っている作家の作品をタイミングよく読むというのは大事だなと思いました。
図書館が大好きで、大抵問題なく借りて楽しんでいるのですが、どうしても新刊で購入するワクワク感には勝らなかったり、手に取るハードルが低くなるせいか、微妙に自分の心境とマッチしない本を選んでしまうことがある。もしくは借りたのちズレてしまったり。
そんなときの私の回復方法は、自分が持っている昔からのお気に入りの本のなかで、エッセイなどの軽めなものを選んで読むこと。
だいたいこれで、いくらか読書とのぎくしゃくした関係がなめらかになります。
そして今回選んだのが、2006年に発売された柳沢小実さんの『乙女の雑貨生活』。
この本の写真と文章が好きなのです。
今の柳沢さんの雰囲気とは違って、かなりガーリーな感じです。
文学系ガーリーって感じで、甘さとこだわりと懐かしい感じが共存してて好きなのです。
紹介されているものは今でも人気だったり、今手にしてもまったく問題ない感じなので、やっぱり柳沢さんの審美眼は確かだなと思いました。普遍的に愛されるものってやっぱりいいですね。