この記事では、
事務所に所属しフリーランスの校正者として働いている私が、
どんな媒体・ジャンルの作業をしているのかをお伝えします。
校正というと、
本を読んで誤字脱字を直しているというのが一般的なイメージかと思います。
私も仕事を始める前はそういったイメージが強くて、
(当時勉強していたテキストも書籍校正のものでしたし)
仕事をはじめてから、
校正という仕事の幅広さに気づきました。
自分が実際に依頼を受けた案件に限って挙げていくので、
校正の仕事のごく一部になりますが、
これからフリーランスの校正者として働くことを考えている方や、
校正という仕事に興味を持っている人に、実例として参考になればと思います。
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受けた案件のジャンルや媒体
エンタメ系
映画のパンフレット、女性ファッション誌、シナリオブック、DVDなどのブックレット
ビジネス系
統合報告書、アニュアルレポート、CSR報告書、採用リーフレット、プレゼン資料、取扱説明書、年史、約款
カタログ系
オフィス用品・理美容品・外壁・お歳暮・お中元等の各種カタログ
情報誌・紙系
加入者や会員等に毎月送付される各種情報誌・紙
パンフレット
企業や各種団体が一般の人や関係者に向けて発行する各種パンフレット
WEB系
化粧品メーカー・保険・街の紹介等の各種WEBサイト
DM・チラシ系
新聞社、ショッピングモール等
その他
書籍、カレンダー、商品パッケージ、ムック本、イラスト集、e-ラーニング教材、通信教育教材、電車の中吊り広告等
上でジャンル分けしたものは、
繰り返し作業をしていたり、ジャンルがはっきりとしていたものです。
書籍については、ジャンルが定まっていないのですが、
一般の人向けの実用書(専門書や文芸作品ではない、例えば自己啓発系など)の校正がメインです。
ちなみに、上記の案件で行っている校正作業は、
素読み校正、赤字校正、あおり校正、原稿引き合わせ、校閲など、
さまざまなやり方で行っています。
まとめ|発信された文字であればなんでもアリ
校正の仕事は、発信された文字であればなんでもアリ、といえると思います!
私の場合でいえば、
一般の人が目にするものを媒体・ジャンルを問わず受けています。
さまざまな案件を受けておくことは、
さまざまな会社のやり方・方針を知ることにもなり、
また、自分がこれまでまったく縁がなかった事柄に、
校正作業を通じて向き合っていくことは、
個人としてもかなり勉強になるのでとても面白いです。
私の場合は特定の分野に明るくない・特別に得意な校正物がないことと、
さまざまな案件を受けたいという好奇心(と保険的な気持ち)が重なって、
結果として、
一般向け・ノンジャンルという案件を受けています。
あなたがこれから校正者として働くとして、
あなたが何か特別に得意な分野があったり、
この校正はこの人にというくらい、得意なものが出てきたとしたら、
仕事内容は全然違うと思います。
ただ、もしそういう特別なものがなくても、
あなたが作業できる校正対象は無数にあるので、
心配はいりません!
最後までお読みいただきありがとうございました!