2019年のGW、4月28日(日)に鈴鹿山脈の最高峰・御池岳に行ってきました。
私の目的は野生のリスを見ること。
動物好きなので、
野生で生き生きと暮らすリスの姿を見てみたくなったのです。
一緒に行ったのは夫で、
リスだったり
ルートファイディングだったり、
テント場の下見だったりを楽しんでいました。
今回利用した登山ルート周辺は、
リスが多く生息する地域のようなので私も見に行ってみることにしました。
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目次
【鈴鹿山脈・御池岳】出発地、ルート、タイムスケジュール
まずは今回の基本的な情報から。
登山口近くにある駐車場まで名古屋市内の自宅から車で行きました。
【鈴鹿山脈・御池岳】出発地は鞍掛登山東口前の駐車場
鞍掛登山東口・鞍掛トンネル前にある駐車場を利用しました。
2019年現在、鞍掛トンネルは封鎖されています。
8時前に駐車場は埋まってしまい路駐する車が出てきました。
【鈴鹿山脈・御池岳】今回のルート
GPSの記録ではなく、
帰宅してから手動でマッピングしたので参考程度に。
【鈴鹿山脈・御池岳】タイムスケジュール
START
鞍掛登山東口・鞍掛トンネル前にある駐車場
8:00
コグルミ谷登山口
8:15
(コグルミ谷・タテ谷分岐、長命水、天ヶ平(カタクリ峠)通過)
荷ヶ岳(冷川峠)
9:55
白瀬峠
10:05
(真ノ谷遡行)
御池岳
13:00
(お昼休憩、天狗の鼻、ボタンブチ立ち寄り)
鈴北岳
14:50
鞍掛峠
15:35
GOAL
鞍掛登山東口
15:50
【鈴鹿山脈・御池岳】登山レポート
ここからは時系列で、
写真とともに登山の様子をレポートしていきたいと思います。
登山のはじまり。コグルミ谷をゆく
駐車場からコグルミ谷登山口へは徒歩で10分ほど。
いい天気でした。
こちらが登山口。左側から入り登っていきます。
よく整備されたキレイな登山道でした。
小さな草花を楽しみながら進みます。
ニリンソウ
ネコノメソウ
エンレイソウ
看板もありました。
五合目の雰囲気。
リス出てくるかなぁとキョロキョロしながら登っていましたが、
出会えませんでした。
エアリアマップなどにある、長命水がどれだかよくわからず(笑)
五合目付近これが長命水?
天ヶ平(カタクリ峠)から人の少ないルートへ
6合目の天ヶ平(カタクリ峠)。
天ヶ平からまっすぐ御池岳の方面に向かう人が多いのですが、
私たちは荷ヶ岳・白瀬峠方面へ。
白瀬峠から真ノ谷を遡行し御池岳を目指します。
理由は、真ノ谷にあるテン場(テント場)を見たいからなのでした。
途中こんな古い標識が。
この白瀬峠への道がとても良かった。
歩きやすい尾根道が続き、
テントが張れそうな平らなところも。
人が少ないのも良かったです。
いくらでも歩けそうな楽しい道。
白瀬峠からいよいよ真ノ谷へ
白瀬峠から真ノ谷へ下ります。
が、ここからがこの登山で最大に大変であり楽しい時間でした。
まず道がない。
エアリアマップとルートが違う。
地形図と、GPSと、かすかな踏み跡を頼りに進むことに。
こう書くとかなり困った状況に思えますが、
地形図から場所を読み取るルートファイディングが好きな夫は
非常に楽しそうでした(笑)
私はというとひたすらリスを探していました。
ここまでリスに全く遭遇していなかったからです。
とりあえず、テン場のある水場を目指して進んでいたら……。
やっと1匹目のリスとの遭遇です!
木の上で木の実を食べているもよう。
リスといえば木の上だろうと、
枝ばかり見ていたのですが、
こんな低い位置にいるなんて。盲点でした。
ちょろちょろ動き回る様はとても可愛かったです。
水場まで下りたところで休憩することに。
モフモフの苔の上でひと休み。
目の前にはコバイケイソウがたくさん。
ここまでの道がエアリアマップと異なっていて、
水場の位置もテン場の位置もずれているようでした。
夫がテン場だというところを見に行きたいというので、
地図上であるとされる谷の880mくらいの位置へ、
荷物を置いて行ってみることに。
平らな箇所もあるけれど倒木があるところも。
あまり使われていない感じでした。
そしてその道すがら、またまた遭遇しました。
2匹くらい見かけたかな。
土や岩の上をチョロチョロ。
水を飲みに水辺にきているようで、
今回私は水辺・その周りの岩や木の上でよく見かけました。
水辺から土の上を駆け上がっていくリスとか。
テン場の確認を終えたあとは、
荷物のもとまで戻り谷を遡行することに。
きれいな風景ですが、
踏み跡はあったりなかったり。
先ほどのテン場に比べて、
比較的歩きやすくしばらくすると平らなところが。
するとテントが張ってありました。
左手に黄緑色のテントが。
どうやら現在はこちらがテン場となっているようです。
GWでひと張りなので、かなり穴場ですね。
そしてこのあたりを過ぎ、
御池岳に向かう道が、とてもやばかった!(笑)
標識や目印のテープはなく踏み跡もない。
加えて、どこを歩くべきなのかよくわからない大きな岩や、倒木などなど。
こんな感じの歩きやすいところも。
苔がモフモフの道をゆく。
あまり人が歩いていないこともあって、
ありのままの自然が美しかったです。
このあたりでも、リスを何匹か見かけました。
苔の上をチョロチョロ動き回っていたり、
カメラの性能が良ければシャッターチャンスがいっぱいあったなぁ(泣)
出合で地形図を読み、
GPSを確認する夫。
出合に遭遇しては確認しながら進むので、
地図が苦手な人にはオススメしないし、
GPSを忘れてしまったら撤退しようっていう感じのルートです。
夫にとっては、ルートファインディングがとても楽しいことだそうなので、
ワクワクしていましたが(笑)
大きな岩が積み重なった谷を遡行する
なかなかハードな道ではありましたが、
リスにたくさん出会えたのと、
自然が美しかったので私も満足しました。
御池岳八合目に合流し、山頂へ
八合目から御池岳へのメジャールートに合流しました。
ここから御池岳への道はメジャールートだけあって歩きやすく、
リスも2匹くらい見かけた楽しい道でした。
だたし、真ノ谷ルートですでに体力を使っていた私には
ちょっときつかったですけど。
無事に登頂。
山頂周りは岩がゴロゴロした感じ。
こちらは眺望が開けていますが、
ゆっくりしたいなら、ボタンブチの方面に少し歩いてみるといいかも。
少し曇ってしまいましたが、
お昼休憩をとるにはちょうどいい感じでした。
念願の。
フルーツに癒やされました。
天狗の鼻・ボタンブチを経て鈴北岳へ
天狗の鼻とボタンブチは、
頂上近くにある良好な展望を楽しめる場所。
私たちも立ち寄ることにしました。
ボタンブチへの道。
このあたりでお昼休憩もいいと思います。
向かう途中に平原が広がります。
不思議な風景。
天狗の鼻。
遠くに琵琶湖が見えました……!
こちらがボタンブチ。
ボタンブチから見た天狗の鼻。
確かに天狗の横顔みたい。
ボタンブチから今度は鈴北岳へ。
こちらがまた面白い場所でした。
樹林限界ではないのに、あまり木がなく、
目の間に広がる景色は幻想的で夢の中のような。
御池岳だけに池が。
苔がたくさん。
触るとフカフカです。
少し登って鈴北岳山頂へ。
白山かもしれない山。
ここからは、ボタンブチよりもよく琵琶湖が見えます。
琵琶湖をちゃんと見た記憶がない私はとても興奮しました!
ここの眺望は一見の価値ありです。
このあとは、鞍掛峠に向かい下山へ。
途中の景色もきれい。
このあたりではすでに膝にきてましたが、
鈴北岳から鞍掛峠、鞍掛峠から登山口までは難しい場所もなく
ひたすら歩くだけなのでがんばりました。
降りた登山口にはこんな看板が。
古くから利用されている峠なのですね。
無事に16時くらいに下山。
車もだいぶ少なくなっていたので、
駐車場でコーヒーをいれて休憩したのち帰りました。
【鈴鹿山脈・御池岳】 登山のまとめ
ほとんどリスが目当てで(私は)行くことを決めた御池岳でしたが、
とても気に入りました!
リスはもちろんのこと、
頂上までの登山道の雰囲気がそれぞれ良かった。
最初のコグルミ谷のあたりでは小さな植物や木々を、
白瀬峠への道は快適な尾根道歩きを、
真ノ谷ではリスとの遭遇や道のない大冒険を、
その後は眺望であったり、
ちょっと変わった草原や苔の広がる光景を楽しんだり。
私が楽しいと感じる要素がたくさんありました。
今回はまだ木々が茶色めだったので、
次回は季節を変えて青々とした緑の頃に行きたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。