2012年アメリカ在外公館襲撃事件をもとにした作品|13時間 ベンガジの秘密の兵士

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先日の『13時間 ベンガジの秘密の兵士』(16)をPrime Videoで鑑賞しました。

当時日本では劇場公開されなかった作品なのですが、結構Prime Videoでの評価が高かったので試しに観てみることに。

13時間 ベンガジの秘密の兵士|作品情報

マイケル・ベイ監督による実話に基づく問題作。2012年9月11日、テロリストによりアメリカ領事館が襲撃され、その圧倒的な力を持つ敵からCIAを守るため任務についた6人の元軍事工作員の精鋭たちの姿を追う。

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IMDb allcinema

監督 :マイケル・ベイ
脚本 :チャック・ホーガン
製作 :アーウィン・ストフ、マイケル・ベイ
俳優 :ジョン・クラシンスキー、ジェームズ・バッジ・デール、パブロ・シュレイバー etc.

監督のマイケル・ベイは『アルマゲドン』や『トランスフォーマー』シリーズの監督です。主演のジョン・クラシンスキーは「トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン」でもおなじみの俳優さんですね。

13時間 ベンガジの秘密の兵士|感想

この映画、2012年にリビアで実際に起きた事件をもとにした作品ですが、まずこの事件を私は知りませんでした〜!

他国の領事館を襲撃ってもうそれ戦争じゃん!大事じゃん!と思いましたが、日本ではあまりニュースにならなかったのか、私がニュースを見ていなかったのか、はずかしながら初めて知りました。

アラブの春で政権が崩れ、その後統治機能が回復しないままのリビアで、イスラムを侮辱していると捉えられたアメリカの映画への抗議が発端となり襲撃。

その襲撃場所となった領事館から1マイルほどの場所にあったCIA基地に6人の退役軍人などからなる特殊部隊が存在。

その6人を中心に13時間に及ぶ戦いが行われるわけですが……。
かなり好きなタイプの映画なのですが……。
この作品実話なんですよね。

映画と本とドラマの見すぎで、CIAとか特殊部隊とか聞くとワクワクしてしまうのですが、ワクワクしている場合ではない。でも正直映画はエンタメですから楽しんで観てしまいました!

いや、これが面白いのです。
特に、現実に起きたことだけあって、想像での作り込みだけではそうはならなそうな、意味不明な起きちゃった現象みたいなものがリアルでよかった。

まず、この特殊部隊・GRSはCIAの管理下だけど、臨時で特別に組んでいるような感じで、CIAの職員の頭でっかちな感じと、鍛えまくりで現場で動いてなんぼといった様子の文化系と体育会系の差みたいなものに笑いました。

それからリビアの混乱ぶりは興味深く、兵器が市場で普通に売られていたり、武器商人とCIAが取引するシーンがあったり。

誰が敵で、誰が味方なのか外見からはわからず、「ジャンボ」のハンドサインで相手の出方を伺っているシーンもありました。

銃撃戦は日常茶飯事の様子で、近くに領事館や隣のCIA基地で銃撃戦が起きているのに動じず、テレビを観ていたりする住民たち。さすがにここまでいつもどおり過ごしているわけではなかったのでと思いました(笑)。

逆に、これはリアルだなと感じるシーンも多くありましたね。
領事館への襲撃があって、GRSが現場へ向かおうとしているのになかなか許可が下りないとか、
緊急で助けを求めても許可なく動ける組織が見つからなかったりとか、
襲撃された領事館内に侵入したときの、緊迫しているのに、庭でうろついているたくさんの敵か味方かわからない人たちがいたりとか。
先制攻撃は絶対しない感じとか。

このあたりの混乱ぶりと焦りとじれったさが、ありそう、とてもありそう……!と思ってしまいました。
特に誰なんだお前はという感じの、敷地内を銃を片手に味方をするでも敵対するでもなくいる(ように見えた)人は何だったのか(笑)。
現地の味方をしてくれる自治組織のようなものが、敵に携帯で直接連絡を取っていたりするのも、何で電話番号知っているんだよと思ってしまい(GRSメンバーのタントもはぁ?ってなってましたよね・笑)本当に謎でしたが、それも混乱したその世界が日常だからこそ起きることなのかなと。

銃撃のシーンはとにかく過激で、特にCIAの基地に戻ってからは激しかったですね!
この基地への攻撃を少しでも避けるため、電気を消すことになったのに、普段そんな訓練をしていないせいか操作がわからずなかなか消すことができないというシーンも、この緊迫したなかでのマヌケな感じ(しかしとても重要)にもリアルを感じました。

あと印象的だったのが、GRSのメンバーの一人が短パンで襲撃現場へ向かうシーン。
これには笑ってしまいつつも、万全を期するというよりは、些末なことは気にしても意味がないという真に力のある人の強さを感じました。

悲しい別れもあり、激しい銃撃戦も受けに回る状態なためハラハラしますがスカッとはせず。
それでも、GRSのメンバーやCIA職員たちの闘う様はかっこよくやっぱり面白かった。

ただ最後に、銃撃戦で死亡し、倒れているたくさんの同朋である男たちを悼む女性たちの姿が描かれ、対してその世界から撤退することのできるアメリカの傲慢さのようなものも感じられ印象に残りました。
アフガンでのことが頭に浮かぶ人も多いのではと思います。

この作品、日本では劇場公開されなかったのが不思議なくらい、面白い作品だと思いました!

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楓*

楓*

主婦 兼 校正者

東海地方に住む主婦で校正者の楓*です。
記録しておきたい日々の出来事や思い出、整理しておきたことなどをブログに綴っています。
旅・山・自然が大好きで、趣味は読書とおうちでの映画・ドラマ鑑賞です。
美術館やギャラリーをめぐることも好きです。

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